2020.02.10

花粉-食物アレルギー症候群

花粉症の方に見られる口腔粘膜に限局する口腔アレルギー症候群を花粉-食物アレルギー症候群と呼びます。
花粉に感作された後、果物や野菜などとの交差反応で生じる食物アレルギーです。
原因食物を食べた直後から、口腔、咽頭、喉頭に限局した急激なかゆみ、チクチク・イガイガ感、浮腫みなどが症状として出てきます。
通常は軽症で症状は自然に軽快していきます。
でも、中にはカバノキ科花粉-豆乳アレルギーのように呼吸困難、じんま疹などの全身症状(アナフィラキシー)を認めることもあり注意が必要です。
症状は花粉飛散期を過ぎた頃から悪化する季節変動もあります。
治療の基本は食べないことですが、食品の多くは加熱など加工することで経口摂取が可能となる様です。
ジュースは、ジューススタンドなどで搾りたてのものは少量でも症状が誘発される可能性が高いですが、市販のものであれば、大量を一気飲みしなければ大丈夫と思われます。
だだし、豆乳摂取によるアナフィラキシー経験者については、アドレナリン自己注射の携帯が必要な方もいらっしゃるかも知れません。

主な春の花粉症と交差反応する果物・野菜

①カバノキ科
(シラカンバ・ハンノキなど)
・バラ科(リンゴ、サクランボ、モモアンズ、アーモンド)
・セリ科(セロリ。ニンジン)
・ナス科(ジャガイモ)
・マメ科(大豆・ピーナッツ)
・ウルシ科(マンゴー)
・マタタビ科(キウイ)
・カバノキ科(ヘーゼルナッツ)など
②スギ ・ナス科(トマト)
③イネ科(カモガヤなど) ・ウリ科(メロン・スイカ)
・ナス科(トマト・ジャガイモ)
・ミカン科(オレンジ)
・マタタビ科(キウイ)
・マメ科(ピーナッツ)など