人生100年時代ブログ

2021.03.30

放散痛について~原因・診断~

放散痛のイメージ

放散痛とは

放散痛(関連痛)とは、心筋梗塞狭心症などの虚血性心疾患を抱えている際に、心臓から離れた場所に起こる痛みを指します。主に左肩や左腕、とりわけ左腕の内側が痛むケースが多いですが、他にも歯・首・のど・顎・みぞおち・背中など、様々な場所に痛みが出ることがあるとされています。狭心症心筋梗塞などは8割がた前胸部の左寄りが痛みますが、放散痛も同様で、上半身の左側に痛みが起こりやすいのです。
ただ、痛みとしては軽いことが多く、大半がしびれ感より少し強く痛む程度のものです。

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放散痛が起こる仕組み

原因は、神経の影響によるものです。かき氷を食べた時に頭が痛くなる経験をした方も多いと思いますが、これは喉にある神経が刺激されることにより、頭やこめかみに影響を与えるためです。放散痛の仕組みはそれと近いのではないかと考えられます。
心臓の近くは上半身各部に流れる感覚神経が集まっている場所であり、放散痛は具体的にこの部分が痛いと認識するよりは、「大体この辺りが痛む」という表現になります。

放散痛の診断

もし放散痛と思われる症状が出た場合には、心電図を取ってST,T波部分の状態をチェックします。(ST部分とは心電図の波形のQRS波に続く平坦な一部分であり、虚血性心疾患の発作時にはST部分に異常が表れます。)ただし、狭心症などの場合、非発作時の心電図には異常が出ない可能性があるため、痛みが表れているときの心電図を取る必要があります。

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